先日朝の通勤時間帯に、田園都市線三軒茶屋の地上を歩いていた。
真っ黒の上下の衣装に頭に布を巻いて、けっこうイケメンの若者がビラをまいている。
朝会社に向かう人達がターゲットのようだ・・・(帰りに寄ってくれということか?)
恐らく居酒屋か?・・・いずれにしても、姿からは和風のにおいがする。
若者は、一生懸命「よろしくお願いしま~す!」と声も掛けている。
私は少し離れたところから、しばらく観察していた。
もったいない事しているな~と思っていたのである。
何がもったいないのか?
ビラを配る若者を見ても、私には「(居酒屋か?)」ということしか感じない。
若者が配るビラ(見ていないが)以外、どこから見ても、それがどこの店か?何の店か?
等々、何一つ情報が飛び込んでこないのである。
ビラを配るからいい・・・と考えてか?
それとも、そこまで考えてないのかは知らないが、
まったく同じ労力(コスト)で、より多くの情報やインパクトが与えられれば、
どう考えてもそのほうがいいはずではないか。
それともよっぽど気取った店なのか?
失礼ながらどう見てもそうは感じないし、
気取った店なら、そもそもそういった行為自体やらないはずだ。
情報の伝達方法は様々あるが、通常目で見る情報が最も強烈である。
ちなみに記憶に長く残るのは「におい」だ。
(但し記憶や脳への受け入れの方法には個人差があって、人によって反応が違う事もあります。)
目的等々によって、どういう伝達を選択するか決めていけば良いのであるが、
人間の五感すべてに訴えられれば理想で、それを前提に落としどころを考えていけばいい。
そういう意味で、上記の三茶の居酒屋?さんは、多くの機会やコストを損失していると、
私には思えてしょうがない。
じゃあどうすればいいのか?
ここまで語れば、もういろんなイメージがわいているのでは?
もっとも、その店には何か戦略があってのことなのか?
大きなお世話と言われるかもしれないが・・・