よりスピードが要求される駅ビル内のショップにもかかわらず、どこになにが有るのか分からない。同時に数人の来店が多いため、説明が多くなると他のお客様を逃してしまう。また観光客や出張族など、初めて来た人にとっては、何を買うべきなのか?ここで買って良いのか?等々…動機付による自分の納得が得られない。おいしそうに見えない。
(下記説明文は、他に使用したものをそのまま転載しています。)
お茶どころ静岡で慶応元年創業、老舗中の老舗の「お茶屋さん」である。ここ数年の国内の各種老舗店のおかれた現実や難しさは、いつも変わらないように思われるお茶屋さんにおいても同じである。
来店するお客様は、高い比率でリピーターというより固定客であった。しかし将来性や発展性を考えた場合、すでにいるファンを大切にしながらも、新規のお客様や若い世代に対するコミュニケーションは無視できない。またこの店舗に限って言えば、駅ビルという性格も重要な要素である。長年つくりあげてきたお客様とのコミュニケーション、またこれからのお客様とのそれについて、ディスカッション及び試行錯誤が現在も繰り返されている。
古くからの良い資産はたくさんある。残すものと思い切って捨て去るもの、そして落としどころをどこにもっていくか?その判断をあらゆる部分で迫られるという老舗においての店づくりになった。そしてここでは、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の理論の専門家とのコラボレーションによって、小さい店ながら数字とビジュアル両面からの理論が隅々まで話し合われて計算されている。
<参考資料>日系MJで紹介される
総合企画:オーバルリンク